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スコットランド研修 その3 スプリングバンク蒸溜所

Posted by tsurukame1122 on 13.2019 研修   0 comments   0 trackback
キャンベルタウンには、
スプリングバンク、グレンガイル、グレンスコシアと3つの蒸溜所があります。

スプリングバンク蒸溜所では
2回蒸溜でヘビーピートの「ロングロウ」
2.5回蒸溜でミディアムピートの「スプリングバンク」
3回蒸溜でノンピートの「ヘーゼルバーン」
の3つのシングルモルトを作っています。

グレンガイル蒸溜所はスプリングバンク蒸溜所の系列で
スプリングバンクのすぐ隣にあります。ウイスキーのブランドは「キルケラン」

グレンスコシア蒸溜所はロッホローモンド社が所有しており
ウイスキーのブランドはその名前の通り「グレンスコシア」です。

さて、最初にスプリングバンク蒸溜所のツアーに参加
まずは、キャンベルタウンの町を歩き過去の歴史を説明してもらいます。
walkaround2.jpg
その昔、この小さな町に最盛期には34の蒸溜所があって
世界のウイスキーの首都と呼ばれる程ウイスキー産業が盛況でした。
しかし、品質より量を重視して生産した結果
キャンベルタウンのウイスキーは粗悪品と見なされ、徐々に衰退してしまったそうです。
その背景もあってかスプリングバンク蒸溜所は、近年のウイスキーブームでも
極端な大量生産は行っていないとか。

今でもフロアモルティングを行っている数少ない蒸溜所の一つです。
ほとんどの大麦はメインランドから仕入れていて、
一部キンタイア半島産のローカル大麦を使用しています。
驚くはそのすべての大麦を自社でモルティングしていること。
maltingSB.jpg
ボウモアやラフロイグなどフロアモルティングをしている蒸溜所はありますが
そのすべてを自社で行っているというのはびっくりですね。
大変な作業量です。

そして、モルトをピートで乾燥させます。
ピート自体もキンタイア半島ではほとんど取れないので
メインランドから運んでるとのことでしたが、
乾燥させたピートで火を起こして、その上から湿ったピートをかぶせて
長時間かけてゆっくり乾燥させるとのこと
そうすることによって、柔らかいスモーキーなフレーバーが付くとのことです。
peat.jpg
前述した通りスプリングバンク蒸溜所は3種類のブランドを作っているので
モルティングの時点から各々に分ける必要があります。
経費削減のために一つの事業部で異なる2つの事業を扱ったりしますが、
一つの蒸溜所で3種類のウイスキーを作るって難しいですよね。
maltbunbetsu.jpg
3種類のウイスキーを作ってますが、ポットスチルは3基しかありません。
potstill.jpg
ウォッシュスチルと呼ばれる1回目の蒸溜器はすべて共通
コンデンサーを使って蒸溜液を冷やします。
ローワインスチルと呼ばれる2回目の蒸溜器が2台あって
一つはワームタブで蒸溜液を冷やし、もう一つはコンデンサーで冷却します。

ヘーゼルバーンは、3基全て使って3回蒸溜
potstillHazelburn2.jpg
ロングロウは、2回目はワームタブの方の蒸溜器を使用
potstillLongrow2.jpg
スプリングバンクは、ロングロウのように2回蒸溜したものと
ローワインを3つ目の蒸溜器で蒸溜します。
そのため2.5蒸溜と呼ばれますが、その割合はわかりません。
potstillSB2.jpg
コンデンサーやワームタブは、蒸溜器から出てくる蒸気を冷やして
液体にする装置のことですが、
コンデンサーは、冷たい細いパイプが通っていてる容器があり
そこに蒸気が通り、パイプの外側に液化して蒸溜液を作ります。
ワームタブは、逆に冷たい水が入った桶の中に細いパイプが通っていて
そのパイプの中を蒸気が通りながらゆっくり液化します。
コンデンサーの方が出来上がるウイスキーの酒質はシャープで
ワームタブの方は濃厚な味わいのウイスキーになるといわれています。
コンデンサーのほうが近代の装置でメンテナンスが簡単ですが、
ワームタブの酒質を好み、こちらを使っている蒸溜所もいくつかあります。
確かにロングロウの方が重厚感があって、ヘーゼルバーンはすっきりですよね。
ちょっとややこしかったですね。ご質問は下のコメント欄にどうぞ。

そして、熟成庫へ。
樽出しで5種類頂きました。
世に出る前のウイスキーを熟成庫で試飲できるのは至福です。
tastingSB.jpg
ツアー最後はケイデンヘッドというウイスキーショップに行きます。
スプリングバンク蒸溜所限定ウイスキーなどはここに売ってます。
ショップの奥に鍵が閉まった檻があり、その中にお宝ウイスキーが隠されています。
Cage(ケージ)ウイスキーがほしいといえば案内してくれるので
蒸溜所のすぐ近くなので行くときは是非寄ってください。
kedenheads.jpg
cage.jpg
長々と失礼しました。
続きはまた後日。

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