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ハイランドパーク蒸留所

Posted by tsurukame1122 on 15.2017 研修   0 comments   0 trackback
ハイランドパーク蒸留所
オークニー諸島のカークウォールに飛行機で移動。
雰囲気はどことなくアイラ島と似ている。
スコットランド最北のウイスキー蒸留所で有名だが
現在さらに北のほうでウイスキー蒸留所ができるようで
最北の蒸溜所はまだ名前の知らないその蒸溜所になるらしい。

エドリントングループ。
30%をカティサーク、フェイマスグラウスなどのブレンド用
70%をシングルモルト用に生産しているとのこと。
highlandpark_019.jpg
↑帰りがけの1枚。ハイランドパークを飲んで陽気な私

ハイランドパークと言えばフロアモルティングを続けている数少ない蒸留所。
highlandpark_002.jpg
現在は約20%のモルトをフロアモルティングし
その他80%はモルトスターと言われるモルト屋さんから調達 
フロアモルティングとは数日水に浸してたっぷり水分を含んだ大麦を
床に広げて攪拌しながら数日かけて均一に発芽させる伝統的な手法
highlandpark_003.jpg
かなり重労働であるし均一にさせるために今はほぼ機械で管理しています。
発芽した大麦を大麦麦芽、いわゆるモルトと言います。
なぜ発芽させるかと言うと、発芽させることで大麦に含まれる酵素が活性化します。
その酵素が、種子に含まれるいわゆるデンプンを
のちに発酵工程にてイースト菌が食べやすい大きさに小さな糖に細かくしてくれます。
なかなか説明がむつかしいですが、この工程なしにアルコール発酵はしません。
興味がある方は下のコメント欄にてご質問お待ちしております。
次にこの発芽したモルト(グリーンモルトという)を乾燥させます。
この工程で使うピートがのちにスモーキーフレーバーをウイスキーにもたらします。
自社モルトは最初約16時間ピートで焚いたのちに石炭で乾燥させる。
highlandpark_004.jpg
下の写真はハイランドパークで使用されているピート
一番上は若く300年程経過したもの、
真ん中のは1000年、一番手前はなんと!3000年も昔のものらしい。
highlandpark_006.jpg
3000年前のピートにもフェザーの葉っぱみたいなものが絡まっていたが、
植物の力の強さを思い知らされる。
オークニーのピートはヘザーのピートが多く穏やかな薫香がつく
若いピートは煙が多く香りも強いがすぐに燃えてしまうが、
3000年も前のピートとなると長くゆっくり燃えて香りも穏やかとのこと。
ピートにも年齢を重ねると丸く穏やかになるそうです。
highlandpark_008.jpg
↑上の写真は石炭。ピートの時間は終わってたので写真撮れず。
この際に、日本の余市でも以前ピートを使っていたと説明があり、
余市もハイランドパーク程じゃないがいいウイスキーだと言っていた。
お褒めの言葉いただきありがとうございます。
ウォシュバックは12もあり全て木製。
highlandpark_007.jpg
ポットスチルは、初2再2
highlandpark_010.jpg
まったくくびれのないまるまるとしたポットスチルのシェイプがかっこいい。
スチルの胴体部分が継ぎはぎのように見えると思いますが、
ポットスチル1つで数千万円するので、
弱った部分のみを補修交換したりするみたいです。
熟成は基本的にはここハイランドパークでするが
20%はグラスゴーで熟成しているとのこと。
火災などの保険のために一部違うところに保管するのが目的らしいが
グラスゴーの方が熟成が早く、オークニーでは年1%しか蒸発しないらしい。
以前、ボトラーズから預かっていた樽を忘れていて
38年経過してしまい40度のアルコール度数を下回ってしまい、
致し方なく他のグレーンウイスキーとブレンドし商品化したらしい。
(スコッチウイスキーはABV40%が法的条件)
アメリカのような高温多湿のところでは
アルコールよりも先に水分が蒸発するので
年々アルコール度数が上がっていくらしいが、
オークニーのように低温乾燥の地域だと
アルコールが先に蒸発してしまいこんな風になるのかもしれない。
地域によって保管も難しいですね。
highlandpark_012.jpg
熟成樽は、99.9%シェリー樽を使用
今回勉強になった一つは、アメリカンオークとヨーロピアンオークの違い
なんとなくバーボン樽とシェリー樽という大きなくくりがあるが、
前からバーボン樽と言うかアメリカンオークの特徴なんじゃないかと
思うところがあったが、今回のツアーですっきりした。
アメリカンオークの特徴はバニラ香り、クリスマスケーキ、スパイシー
ヨーロピアンオークの特徴はドライフルーツのような甘さ
百聞は一見に如かず、現地で気づくものはまだまだたくさんあります。

そして、待ちに待ったテイスティングの時間が訪れる。
全部で7種類。
1つはアメリカンオークの免税店限定。
それ以外は、12年、18年、21年、25年、35年、40年
という素晴らしいラインナップ。
日本では手に入れられないものもあるが、40年だと45万ぐらいする。
このテイスティングだけでも十分価値のあるツアー。
アテンドしてくれたいぶし銀のおじさんも良かったし、
一緒に参加したドイツ人も良かった。
highlandpark_013.jpg
highlandpark_017.jpg
highlandpark_016.jpg

また、こんな感じのプレミアムなツアーに参加したいね。
本当にいいツアーだった。本当にありがとう。
帰りにこのツアー参加者だけが買える18年のカスクストレングスを買うことにした。
1人1本までらしいので2本購入。
個人的にはかなりヒットな1本。
highlandpark_020.jpg

続きはまた後ほど。

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