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スコットランド研修 ボウモア蒸溜所

Posted by tsurukame1122 on 21.2015 研修   0 comments   0 trackback
 ボウモアはホテルのすぐ隣
 さすが世界のボウモア、エントランスも美しい
 なんと1本10万ポンドもする1957年のボウモアに出迎えられた
 世界に12本しかなく、もう4本しか残ってないらしい
 そんな金持ちもここボウモアを訪れるのかとそれまたさすがボウモア
 Islay_Bowmore_1957i

 参加するツアーは、craftsmanツアーと言う55ポンドもするツアー
 参加するのは私たち二人だけだった
 内容は、実際の生産工程を体験しながら回れるツアーで、
 本やネットで読んだだけの知識を実際に体験でき有意義なものだった。
 
 本ブログにて生産工程は何度か説明しているが、改めまして。
 ボウモアは、フロアモルティングをしている蒸溜所としても有名だが、
 自家製のモルトは一部で、そのほとんどをメインランドのモルトスターから調達
 まずは、浸麦。
 数時間浸したのちに、数時間乾かす。
 この工程を繰り返し、2日ほどで、大麦の水分率は45%ほどになる。
 Islay_Bowmore_浸水2
 これらに使う水を仕込み水といい
 各蒸溜所、近くの湖から引いたり、川から引いたり、井戸水だったり
 ボウモアの仕込み水は、たっぷりピートがしみ込んだ茶色い水でした
 Islay_Bowmore_仕込み水2

 その後これをコンクリートの上に敷く
 そして、大麦が均等に発芽するように
 定期的に撹拌し、湿度、温度も管理する。
 この工程をフロアモルティングと言います。
 実際は、時間も手間も人でもかかるので
 フロアモルティングをしている蒸溜所はごくわずかです。
 Islay_Bowmore_FloorMaltingこんな感じ
 *モルトを撹拌する私
 Islay_Bowmore_成長した麦芽
 均等に発芽させないと、芽が伸びてしまい栄養素がなくなってしまいます

 モルトとよく言いますが、
 モルトとは麦芽のことで、この状態の発芽した大麦のことです
 ちなみに、大麦はバーレイ(barley)
 発芽させることで、大麦の持つ酵素を活性化し
 大麦のでんぷんを糖に変える状態にします。

 次に、そのモルトを乾燥させ、
 水分率5%程度の安定した状態にします。
 この乾燥させる工程で使われるのがピートです
 ピートを燻して、その煙で乾燥させながら麦芽に香りをつけます
 Islay_Bowmore_ピート燻される私
 *ピートに燻される私
 ピートの煙は、目が痛くならないし、むせません。

 乾燥された麦芽をモルトミルという機械でミルし
 それをマッシュタンに入れ、温水を何回かに分けて麦汁を作ります。
 Islay_Bowmore_BigMashTun
 *ボウモアのマッシュタン本当にでかいです。

 大体4回に分けて麦汁を作りますが、
 1番麦汁と言われるものはこの1回目の麦汁ということです。
 Islay_Bowmore_Wart甘い 
 *麦汁をなめる私。

 ほんとに砂糖水のようにあまいです。
 案内のおばちゃんも「どうだ!甘いだろ?」と言ってますw
 ちなみにこのおばちゃんは生まれも育ちもアイラ島で
 そのような人をイーラッハと言うそうです。
 終始、笑顔で案内してくれました。

 次に、この麦汁と酵母を合わせてウォッシュバックで発酵させます。
 Islay_Bowmore_WashBack2
 
 桶のように見えますが、見える部分の2倍ぐらい下に深いです。
 ボウモアは、オレゴン松製で6機。
 木桶だと管理が大変で、蒸溜所によってはステンレスも多い
 一方で木桶で発酵することによって乳酸菌が活動しやすいなど
 風味に違いが出ることから、木桶を使っているところもまだまだ多い。
 このときの酵母によってもウイスキーがフルーティな香りになったり
 すっきりしたライトな味わいになったりと蒸溜所の独自性が出ます。
 ちなみにボウモアは、マウリとケリーのブレンド
 この辺になるとそれによってどう変化が出るのかなど
 勉強不足でわかりません。まだまだ勉強が必要です。
 Islay_Bowmore_Yeastマウリとケリー
 *酵母をかぐ私。
 匂いはほとんどありません。ペースト状です。

 そして、出来上がったウォッシュ
 ビールみたいなものです。
 それなりのツアーだとこのビールを試飲させてくれます。
 Islay_Bowmore_WashBack飲む
 味はピートのきいたビール。ちょっとすっぱめ
 アルコール度数は8%程度です。
 おばちゃんも、「どうだ!うまいか?」
 と聞いてます。
 あまり美味しくないですw
 Islay_Bowmore_WashBack戻す
 そして飲み残しをウォッシュバックの中に捨てる!
 おばちゃんも「お~戻せ戻せ~」と言ってますw
 日本じゃ考えられませんが、蒸溜するからいいそうです。
 ほかの蒸溜所でも何回か飲んでますが、
 大体、ウォッシュバックの中に戻します。
 ということで、2015年のボウモアには私の一部が含まれてますw

 そして、このウォッシュを蒸溜します。
 Islay_Bowmore_PotStill1i
 奥の2機が初溜釜。
 シングルモルトの蒸溜回数はほとんど2回です。(まれに3回)
 1回目の蒸溜で、20%ぐらいまでアルコール度数は上がります。
 再溜釜に比べて首が細いですよね。
 当然通り道が細いほうが通りにくい
 なので重い重厚な風味は通りにくく
 軽いライトな風味がは通りやすい
 そのため、首が細いということは軽くライトな味わいになりやすい
 でも肩の部分には何の凹凸もないストレート型なので
 凹凸があるものに比べると濃厚な風味が上がりやすい
 その他、ネックの向きスチル自体の大きさなどなど
 スピリッツの風味に与える影響はこんなところにも出ています
 これからほかの蒸溜所のポットスチルも紹介すると思うので
 見比べてみてください
 Islay_Bowmore_PotStill2i
 ちなみに、これが再溜釜。よりでかくて、より丸い
 なんとなく比べただけでも上に通りやすいってわかりますよね
 2回目の蒸留により67%程度のアルコール度数になります。

 そして出来上がったスピリッツを63%前後に整え樽で熟成
 63%が樽との熟成の相性がいいといわれているそうです。
 樽熟成の科学は奥が深いです。
 Islay_Bowmore_熟成庫i
 ここで10年、20年眠って美味しいボウモアになる
 熟成の違いは、グレンゴインでレポートしたような違いがあります。
 ボウモアは、メーカーズマークと契約し
 バーボンの樽での熟成が多いそうです。
 そして、ボウモアの原酒は、2004年以降ブレンド用には使われず
 すべてシングルモルトとして使っているらしい。
 行く前に読んだ本では10%がブレンド用と書かれていたので
 近年のシングルモルト人気はすごいです。

 最後にギフトショップで限定ウイスキーをゲット!
 Bowmore_Mashmans
 「ボウモア マッシュメンズセレクション」
 ラベルの絵の通りマッシュタンで働く職人=マッシュマン
 そのマッシュメンズのセレクションカスク
 99年蒸溜でこの色合いとすると、○○樽ですね!

 この後キルホーマンに向かいます!
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