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「ボトラーズ」って何?

Posted by tsurukame1122 on 12.2019 いまさら聞けないウイスキーの話   0 comments   0 trackback
「ボトラーズ」ってよく聞きますよね。
ウイスキーは流通の経路から二分して
蒸溜所から直接販売される「オフィシャル」ウイスキーと
別の会社が蒸留所から樽ごと買い取って独自に商品化する「ボトラーズ」ウイスキー
と呼ばれるものがあります。
「こんなラベル見たことないな。」なんてよく聞きますが、
珍しいラベルは大体ボトラーズの商品が多いです。

ということで、今回は「ボトラーズって何?」です。

ウイスキーは大麦の栽培から瓶詰め販売まで
様々な工程を経て商品になりますが、
スコットランドは歴史的にもその工程は別々の業者が行っており
今でも一貫して製造販売しているウイスキー会社はごく稀です。
モルト製造しているモルトスターと呼ばれる業者からモルトを仕入れて
自社で発酵、蒸溜、樽熟成を行い
それをボトラーズと呼ばれる瓶詰め業者に瓶詰め販売してもらいます。
なので、今でもオフィシャルの商品は販売せずに
ボトラーズでしか販売していない蒸溜所もいくつかあります。

オフィシャルは、12年とか18年とか決まった商品を毎年安定的に販売し
ボトラーズは、独自に樽ごと(時には熟成する前のもの)を蒸溜所から購入するので
熟成期間も自由に決められますし、樽自体を別の樽に移し替えて商品化したり
複数の蒸溜所のウイスキーをブレンドさせて商品化したりします。
オフィシャルは、長年続いている信頼と安心感がありますが、
ボトラーズだと、自分の誕生年のウイスキーだとか
自分が30歳になったときに、熟成30年のウイスキーを飲むとか
そんな楽しみ方もあります。

仮にBAR鶴亀で樽ごと仕入れて鶴亀オリジナルで瓶詰めして販売したら
BAR鶴亀がボトラーズという位置づけになります。
有名なボトラーズ会社ですと
ゴードン&マクファイルとか、キングスバリー、シグナトリーなどなど
スコットランド以外にもドイツ、イタリア、日本にもあります。
ボトラーズの名前と蒸溜所の名前が書いてあるので
気にしながらラベルを見るのも楽しいですよね。
glengrant1996.jpg

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「スモーキーフレーバー」って何?

Posted by tsurukame1122 on 29.2019 いまさら聞けないウイスキーの話   0 comments   0 trackback
「スモーキーフレーバー」
スモーキーな香り、ヨード臭、薬品臭、正露丸のような、など
ウイスキーのフレーバーを示す表現でありますよね。
特にスコットランドのアイラ島で作られるラフロイグとかアードベッグとかで
それらのフレーバーは有名です。
では、その特徴的なフレーバーはどうやって作られるのでしょうか?
今回は、「スモーキーフレーバー」です。

以前「モルト」の説明の際にお話ししましたが、
ウイスキー作りには大麦を発芽させる必要があります。
そのまま放っておくと芽がどんどん育っていってしまうので
乾燥させて芽の発育を止めて保存できる状態にします。
その時に使うのが「ピート」と呼ばれる泥炭です。
Islay_Laphloaig_PeatCut
↑こんな感じでアイラ島はピートに覆われていて
それをシャベルで四角く掘って乾燥させて燃料にします。
Islay_Laphloaig_Malting1i.
↑乾燥前のモルトは水分を含んでパンパンです。
Islay_Bowmore_ピート焚きi
↑これをピートを燃やして下から燻します。
炎はほとんど出ずに煙だけ出ます。
この火の上部に網の上に敷かれたモルトがあり燻してモルトを乾燥させます。
この時の煙でモルトにいわゆるスモーキーなフレーバーが付きます。
Islay_Laphloaig_Malting3i
↑そしてこれが乾燥させた後のモルト
試食しましたがほんのり燻された香りがしてポリポリ、サクサクしたスナック菓子のようでした。

このピートで燻す工程を経て、モルトにスモーキーなフレーバーが付くんですね。
現在は、機械的に熱風で大麦麦芽を乾燥させており
ごくわずかな蒸溜所でしかピートは使われていませんが、
その昔スコットランドの蒸溜所では麦芽の乾燥にはピートが使われることが当然だったので
殆どのウイスキーがスモーキーだったそうです。

ちなみにピートはウイスキー作り以外にもいろいろな用途に使われています。
今でもアイラ島ではピートが生活の中で使われていて
お湯を沸かしたり、ストーブに使ったりしているそうです。
昔からある木炭、石炭と同じですね。

それではまた次回!

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「シングルモルト」って何?

Posted by tsurukame1122 on 22.2019 いまさら聞けないウイスキーの話   0 comments   0 trackback
「シングルモルトって何?」

「シングルモルト」ってなんですか?とよく聞かれます。
モルトだけを原材料として一つの蒸溜所で作ったウイスキーです。
とお答えしますが、「ふーん」で終わっちゃう方もいれば
「二つの蒸溜所だったらダブルモルトなんですか?」とか
「モルトだけじゃなかったらなんて言うんですか?」とか
興味をもって深く聞いてくれる方もいます。
そこでそのあたりをわかりやすく説明したいと思います。
今回は「シングルモルトって何?」です。

前に「ウイスキーって何?」でご説明した通り
ウイスキーは穀物を原料とした蒸溜酒です。
その穀物は、大きく分けるとモルトとグレーンがあるとお話ししました。
モルトだけで作ったウイスキーをモルトウイスキーと言います。
さらにシングルモルトの「シングル」とは単一蒸溜所で作ったと意味します。
なので、シングルモルト余市と言えば、
北海道の余市蒸溜所でモルトだけで作ったウイスキーと言うことになります。
スモーキーだったり、華やかだったり、蒸溜所の特徴が出ます。

二つの蒸溜所を合わせたモルトウイスキーはダブルモルトではなくて
ピュアモルトもしくはブレンデッドモルトと言われます。
日本だとニッカウヰスキーの「竹鶴」は
「余市」と「宮城峡」の二つの蒸溜所で作ったモルトウイスキーをブレンドしているので
ピュアモルトウイスキーにカテゴライズされます。

シングルグレーンウイスキーというのも珍しいですがたまにあります。
サントリーの「知多」は知多蒸溜所で作ったグレーンウイスキーなので
シングルグレーンウイスキーです。

複数の蒸溜所のモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたものは
ブレンデッドウイスキーと言います。
世界的に有名なシーバスとかバランタインなどはこのブレンデッドウイスキーになります。

整理して考えるとウイスキーも楽しいですよね。
これを機にウイスキーのことをもっと知りたいと思っていただけると幸いです。
ウイスキーの世界へようこそ!
シングルモルト余市

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モルトって何?

Posted by tsurukame1122 on 15.2019 いまさら聞けないウイスキーの話   0 comments   0 trackback
気温はまだまだ低いですが、
春はもうすぐって感じの空気になってきましたよね。
もう来週末ぐらいには桜も開花するとかしないとか。
桜が咲くと花粉の季節も落ち着くみたいです!
早く開花してください!

さてさて、いまさら聞けないウイスキーの話
今回は「モルトって何?」です。

ウイスキーの瓶の裏を見ると
「原材料 モルト」とか
「原材料 モルト、グレーン」とか書いてあります。
原材料が、モルトなのか、それともモルト以外の穀物(グレーン)なのか
モルトだけを特別扱いして、それ以外の小麦、ライ麦、トウモロコシなどを
ひとくくりにグレーンとしているけど、そもそもモルトって何なんでしょうか?

モルトとは英語でMALTで「発芽する」とか「麦芽」という意味で使われますが
ウイスキーの世界では「大麦麦芽」として使われています。
大麦麦芽とは、その名の通り、大麦が発芽した状態のものです。
大麦麦芽
↑大麦を水に浸してちょっとだけ発芽した大麦です。

酵母を使った発酵の工程で
酵母が糖を食べてアルコールと二酸化炭素に分解しますが、
大麦自体がもつデンプンのままだと酵母が食べることが出来ないので、
デンプンを細かく切って麦芽糖にする必要があります。

そこで大麦麦芽の登場です。
何故なら大麦を発芽させることによって、そのデンプンを分解して麦芽糖にする酵素が活性化するからです。
ウイスキーを生産する際にまず大麦を発芽させるのはそのためです。
そして、その発芽した大麦をモルトと呼びます。

大麦麦芽はその酵素が強いので、大麦以外のグレーンのデンプンも分解してくれます。
そのためバーボンやグレーンウイスキーなどにもモルトは使われており、
原材料は「グレーン」だけではなく「モルト、グレーン」と書かれているんですね。

ちなみに、人間の唾液にもこの分解酵素は働いており
ご飯を噛めば噛むほど甘くなるとか言ったりしますが、
この酵素の働きも関係していると思います。

ということで今回の「モルトって何?」は以上です。
いやー改めて説明するのって難しいですね。
分かりにくいことを分かりやすく説明できる人ってすごい!
私も頑張ります!それでは、また!

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ウイスキーって何なの?

Posted by tsurukame1122 on 08.2019 いまさら聞けないウイスキーの話   0 comments   0 trackback
いまさら聞けない〇〇の話ってありますよね。
知らないことでも「あーそれね~」なんて
知ったかぶっちゃったことって誰にでもありますよね。
知ったかぶりが連鎖して、
誰かが知らないことを聞いて知ってたふりして
それが実は間違った知識で、それをまた誰かに伝える。
あまり大きな声では言えませんが、堂々と間違ったことを
知ったかぶって話してる人は結構いますよね。

そこではじまりましたBAR鶴亀の「いまさら聞けないウイスキーの話」
第一弾は「そもそもウイスキーって何?」

ウイスキーは大麦とか小麦とかとうもろこしとか穀物を原料として作った蒸溜酒です。
「蒸溜酒って何?」となるかもしれませんが、
そうなると先に進まないので別の機会にお話しします。
穀物と言ってもそれをつぶして出来上がるものではありませんので
穀物と水と酵母を原材料としてできる蒸溜酒です。
スコットランドで有名な大麦を原料としたのはモルトウイスキー
アメリカで有名なとうもろこしを原料としたのはバーボンウイスキー
タイで有名なお米を原料としたのはメコンウイスキー
ラムは蒸溜酒だけど、さとうきびが原料なのでウイスキーじゃない
テキーラもリュウゼツランというのが原料なのでウイスキーじゃない
そう考えると頭の中が整理されますよね。

さてウイスキーのボトルの裏の原材料を見ると「モルト」と書かれてあります。
原材料モルト
モルトって穀物の一種?そもそも穀物って何?
というのは次回以降ご説明します。
ちなみに、ウイスキー以外に代表的な蒸溜酒と言えばブランデー
ブランデーは穀物じゃなくて、ぶどうとか、リンゴとか、さくらんぼとか
果実を原料として作られた蒸溜酒です。

さ、いつまで続くかわからない「いまさら聞けないウイスキーの話」
ウイスキーについての質問は↓こちらのコメント欄にお願いします!

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プロフィール

tsurukame1122

Author:tsurukame1122
ウイスキーをメインに扱う人形町のバーです。常時250種類以上のウイスキーをご用意しております。テーブルチャージ・サービス料等一切いただいておりませんので、お飲み物1杯からでもお気軽にお立ち寄りください!

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